Club おなかにてあて・オーナー 佐藤 勝美

おなかにてあてして、自律神経をととのえる

絵・佐藤 勝美

はじめまして、
オンラインサロンオーナー、徒手療法家の佐藤勝美です。

暮らしと健康をととのえるオンラインサロン「Club おなかにてあて」をご覧いただきありがとうございます。

私がしている徒手療法とは手を使った治療、てあてのことです。
そして、私はおなかの中にある自律神経を大切にして、てあてをしています。

私たちのおなかの中には、
自らを守り、修復し、命を支えるしくみがあります。
それをホメオスタシス(恒常性)と言います。

そして、その働きをしているのが自律神経です。
私たちの命を支えるために、
気づかないうちにずっと働いているのです。

自律神経は目には見えにくいため、
どこかつかみどころがありません。

しかし、つかみどころがないからといって、
あまりにもほったらかしにしておくと、
自律神経は疲れ果ててしまい、命も暮らしも続かなくなってしまいます。
それでは大変です。

もし誰かが健康に悩んだり、暮らしに迷ったりした時に、
今、ここでつながることによって自律神経がととのえられる場所があったら。

そんな思いから、このオンラインサロンをつくりました。

みなさんの自律神経のゆれ方は一人ひとり特性があって、
時の流れやその人を取り囲む環境によって常に変化しています。

ですから、おなかの中にある自律神経を大切にして、
心地よい暮らしを続けていくのに、
時には、おなかにてあてをしてあげる必要があるのです。

「Club おなかにてあて」では、
あなたの自律神経が安定してゆらぎ、
心地よく暮らすためのヒントをお伝えします。

みなさんはそのヒントを参考に、
おなかからのメッセージに耳をすましてみてください。

今のあなたのおなかに必要なてあてが、きっと見つかると思います。

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暮らしに迷った時、健康に悩んだ時に相談できる場所として

すこやかさはあなたの中にあり、あなたの暮らしの中にあります。

自律神経がととのってすこやかでいられれば、
暮らしは心地よく過ぎていき、それだけでも幸せを感じることができます。
すこやかさは幸せの土台として必要なのです。

「Club おなかにてあて」では、
すこやかさとはただ病気ではない状態を言うのではなく、
あなたの暮らしと健康がととのい、
幸せを感じている今と、とらえています。

そしてあなたが今、幸せを感じていられるように、
予防医学をベースに、
あなたの暮らしと健康をととのえるお手伝いをします。

それも、ただ一方的に暮らしや健康に役立つ情報を伝えるだけではありません。
あなたが暮らしの中でできそうなことを、
あなたと一緒に考えていくのです。

それでも、忘れないでいてほしいことがあります。
「Club おなかにてあて」の主役は、
あくまでもすこやかさを目指すあなた自身ということです。
私たちはお手伝いをする脇役でしかありません。

あなたが主役のあなたの暮らしは、
いつまでも同じように過ぎていくわけではありません。

時には病気、災害、貧困、争い、孤独など、
何かが起こって不安定になってしまうことがあります。

それでも、おなかからのメッセージに耳を澄まし、
安全だと感じるつながりの中にいれば、
自律神経はその時々の変化に不安定にゆれながらも、
からだと心をすこやかに保ってくれます。

そしてまた、今を心地よく暮らし続けることができるのです。

私たち一人ひとりは、
ホメオスタシスという命を支える力強いしくみを持っています。
しかし、ひとりぼっちになって孤立してしまうと、
そのしくみが働かなくなってしまうことがあります。

一人ひとりの命を支えるしくみは、
命を支えるつながりの中にあってこそ本当の力を発揮します。
そしてそのつながりは、
双方向の関係であることが大切です。

かつては健康だった人も、数年後には誰かの手助けが必要となるかもしれません。
反対に、今は誰かの手助けを必要としていても、
すこやかさを取りもどせば、今度は誰かを幸せにすることだってできるのです。

ですからぜひ、
いつでも、暮らしと健康について相談できるつながりとして、
「Club おなかにてあて」を活用してください。

コンテンツはこちら

https://onaka-teate.jp/listen/

呼吸を学び、おなかからすこやかに

暮らしと健康をととのえると言っても、
魔法のように一瞬で、すべてを変えることはできません。

すべてを一瞬で変えてくれる魔法の杖を欲しがると、
日々の暮らしは刺激や不安に追われ、
ジェットコースターのように激しい変化の繰り返しになってしまいます。

それでは、いつかは自律神経が疲れ果ててしまいます。

自律神経が疲れ果ててしまってはホメオスタシスが保てなくなり、
おなかの中の環境とおなかの外の環境との調和がとれなくなってしまいます。
自律神経はゆっくりとでもゆらぎ続けることが大切なのです。

おなかの外の環境が不安定に変化しても、
自律神経がゆらぎ続けることによって、
おなかの中の水分や塩分、糖分の濃度や量、あるいは体温や血圧などを、
ある一定の範囲内に保ってくれます。

ですから、暮らしと健康をととのえるためには、
すべてを一瞬で変えてくれる魔法の杖を欲しがるよりも、
あなた自身の暮らしをゆっくりとでも、ととのえていくことが必要になります。

暮らしと健康をととのえる要素

暮らしと健康は、
栄養、デトックス、運動、睡眠、ストレスコントロール、休息、マインド、酸素(姿勢)など、
様々な要素によって成り立っています。
食べ物だけ気をつければいい、運動だけすればいいと考えるのではなく、
多角的に、柔軟に視点を持つことが大切です。

そしてもし、あなたに叶えたいゴールがあるならば、
ゴールから逆算して、今できることを選びながら、
長期プログラムを立てて目指してみてください。

「Club おなかにてあて」は予防医学をベースに、
あなたのすこやかさとあなたにとっての心地よい暮らしが、
続いていくようにサポートしながら一緒にゴールを目指します。

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「自律神経の調整 × 呼吸のトレーニング」で、誰もが安心して息が吐ける暮らしを

あなたの暮らしには、安心して息の吐ける時間がありますか?

現代人の多くは、生活が便利になった代わりに、
偏った姿勢、偏った動きで一日を過ごしています。

デスクワークで一日中パソコンの前に座って、
動かすのはせいぜい胸から上だけになってしまっている人がたくさんいます。

農業や製造業では作業の機械化が進み、
人が機械に合わせるかのように、
身体の一部分だけに過剰に負荷がかかる同じ動作の繰り返しを
強いられている人も増えているのではないでしょうか。

動かな過ぎ、動き過ぎ、
どちらも身体に強いストレスがかかってしまいます。

そんな偏った暮らしの影響を、特に受けやすいのは呼吸です。
一日中休むことなく繰り返す呼吸は、姿勢や動作との関連が深く、
偏った姿勢、偏った動きにより、どんどん乱れていってしまいます。

そして、呼吸は無意識のうちに自律神経によってコントロールされているため、
呼吸の乱れは自律神経の乱れにもつながります。

しかし、呼吸は無意識のうちに自律神経にコントロールされていながらも、
「ゆったりと大きく息を吐いてみよう」とか、
「少し深く息を吸ってみよう」と、
自律神経に意識的に介入できる唯一の機能なのです。

その代表的な例が、「Club おなかにてあて」の「てあて」という言葉です。

皆さんは緊張している時や、何か胸がつまるような思いで苦しい時に、
無意識に胸に手を当ててみたことがありませんか?
そして、そうすると少し気持ちが和らぐように感じませんでしたか?

これは、胸に手を当てると横隔膜が抑制されて、ドーム状の形を作るという人間の反射(「肋間神経・横隔膜反射」と言います)があるためだそうです。

横隔膜については後ほど詳しく述べますが、
緊張したり、胸がつまってしまった時は、
横隔膜が硬く緊張したままで、息が吐けなくなってしまっています。
そんな時に胸に手を当てて横隔膜が緩むと、
ふっと息が吐けるようになり気持ちが和らぐのです。

私たちは、そんな呼吸の効果を活かした
「Onaka Training(おなかトレーニング)」というトレーニングを考えました。
おなかトレーニングは、安心して息を吐き、
心地よくゆらぎながら暮らすためのトレーニングです。

トップアスリートからスポーツを楽しんでいる人たち、
そして、ダンサーやピアニストなどのアーチストのみなさんが、
すこやかさを損ねることなく、
大好きなことを続けていられるように。

また、お百姓さん、大工さん、看護師さんなど、
身体を使って働いている人たちが、
働くことが苦しく、つらくならないように。

他にも、様々な暮らしを営んでいる人達がみんな、
心地よく身体を動かしながら暮らせるように。

そして何より成長期の子どもたちが、
未来に向けてすくすくと育つことを優先して日々を過ごせるように。

そんな思いを込めて、
おなかトレーニングと名づけました。

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今、そして未来に「育つ」子どもたちへ

絵・佐藤 勝美

「Club おなかにてあて」は、
子どもたちや、子育てに関わる大人たちにこそ、
参加してほしいと思っています。

育ちの時はあっと言う間に過ぎてしまいます。

たまたまその時に親が病気だったり、経済的に苦しかったりしても、
暮らしに迷った時、健康に悩んだ時に相談できる場所として、
「Club おなかにてあて」をつくりました。

今、すこやかに「育つ」子どもたちは、
やがて未来に「育つ」子どもたちの環境を作ります。

成長途中でからだがまだ出来上がっていない子どもたちは、
日々変化しています。
そのため成長の時期を大切にすることで、
将来出来上がる体質が大きく変わります。

まず子どもたちは、
未熟なため色々と症状が出やすいと知らなくてはなりません。

成長期の子どもたちは体を作り上げるため、
消化器が中心の副交感神経優位になっています。
反面、循環器をコントロールする交感神経はまだまだ未熟です。
ですから、体温調節がうまくいかず熱が出やすかったり、
代謝や免疫が強く働くことができないために、
アレルギー症状、喘息の発作、皮膚の問題などが出やすくなります。
それらは、食事や睡眠などを気をつけてあげるだけで改善するケースはたくさんあります。
その子の代謝や免疫がバランスよく働くように、生活環境を整えてあげることが大切なのです。

そんな子どもたちも大人になるにしたがって、
遅れて心臓や肝臓など循環や代謝に関わる臓器が成長し、
交感神経が強く働くようになってきます。あせらずに成長を見守ってあげることも大切です。
まだまだ心臓が未熟な子どもに強い負荷のかかるスポーツをさせたり、
肝臓が未熟な子どもに生活を見ないで薬だけに頼った治療を続けることは、
特に気をつけなくてはなりません。

小さな子どもたちはとにかくよく観て、できるだけ触れてあげてください。
成長期の昨日と今日は大きく変わっていますよ。

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