「Club おなかにてあて」は、
子どもたちや、子育てに関わる大人たちにこそ、
参加してほしいと思っています。

育ちの時はあっと言う間に過ぎてしまいます。

たまたまその時に親が病気だったり、経済的に苦しかったりしても、
暮らしに迷った時、健康に悩んだ時に相談できる場所として、
「Club おなかにてあて」をつくりました。

今、すこやかに「育つ」子どもたちは、
やがて未来に「育つ」子どもたちの環境を作ります。

成長途中でからだがまだ出来上がっていない子どもたちは、
日々変化していきます。
その育ちの時を大切にすることで、
将来出来上がる体質が大きく変わります。

まず子どもたちは、
未熟なため色々と症状が出やすいと知らなくてはなりません。

成長期の子どもたちはからだを作り上げるため、
消化器が中心の副交感神経優位になっています。
反面、循環器をコントロールする交感神経はまだまだ未熟です。

ですから、体温調節がうまくいかず熱が出やすかったり、
代謝や免疫が強く働くことができないために、
アレルギー症状、喘息の発作、皮膚の問題などが出やすくなります。

それらは、食事や睡眠などを気をつけてあげるだけで
改善するケースはたくさんあります。
その子の代謝や免疫がバランスよく働くように、
生活環境を整えてあげることが大切なのです。

そんな子どもたちも大人になるにしたがって、
遅れて心臓や肝臓など循環や代謝に関わる臓器が成長し、
交感神経が強く働くようになってきます。

あせらずに成長を見守ってあげることも大切です。

まだまだ心臓が未熟な子どもに強い負荷のかかるスポーツをさせたり、
肝臓が未熟な子どもに暮らしを見ないで薬だけに頼った治療を続けることは、
特に気をつけなくてはなりません。

小さな子どもたちはとにかくよく観て、
できるだけ触れてあげてください。

育ちの時の昨日と今日は、
大きく変わっていますよ。

言葉にならない言葉

子どもは日に日に成長していく中で、感受性を全開にしながらも、少しずつ育ちつつある意識を言葉にならない言葉で表現してくれます。

人が持つ神経のネットワークというのは生まれたときに最も広く複雑に張り巡らされているそうです。そこから成長する過程である一部分の神経は鍛えられ太くなり、全く刺激されない神経は衰え退化していくのです。それが、命が全能を持って産まれてくるという故であり、育つ環境により形成されるものが大きく左右される故なのです。

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この記事を書いた人

徒手療法家

さとう かつみ

佐藤 勝美