「Club おなかにてあて」オーナー 佐藤 勝美

私たちは「Club おなかにてあて」というサロンを作りました。

サロンと言ってもインターネットの上に作った情報空間です。

健康に悩んだ時、暮らしに迷った時に、
一人ひとりとつながれる場所として。

そんな思いを込めて作りました。

その始まりに、
「おなかにてあて」という名前をつけた理由を、
自律神経とホメオスタシスのお話にのせてお伝えしたいと思います。

人のからだはゆがみやすい

人のからだは常にゆらいでいます。

ゆらぎながらも体内の水分や塩分、糖分の濃度や量、あるいは体温や血圧を「ある範囲内」に保っていて、
その範囲を外れなければ命が危険な状態に陥ることはありません。

これをホメオスタシス(恒常性)と言い、
このしくみが備わっているために、人は極寒の北極でも灼熱の砂漠でも生きていけるのです。

そして、このしくみを支えているのが、
「おなか」の中にある消化器や呼吸器などの内臓や、
血液の流れをコントロールしている自律神経の働きです。

人は二本脚で立って歩くため、
高い位置にある頭まで酸素を乗せた血液を運ばなければなりません。

そのためには一定の血圧と体温を保つためのメカニズムが必要となり、
進化の過程で心臓の右側は血液を肺へ送るポンプ、
左側は血液を全身に送るポンプと役割を左右に分けました。

そして心臓が左右それぞれに役割を分け合ったため、
他の臓器も配置が左右非対称となり、
それぞれが複雑な作用を担うようになったのです。

しかし、高度な仕組みを作り体内の仕組みが左右非対称になったかわりに、
その時の体調によりからだが左右にゆがみやすいという問題を抱えることになりました。

左右だけではありません。

人は四つ脚の動物と違い重力の負荷を背骨に受けやすいため、
前後に倒れたり、からだが捻れたりということが起きやすいのです。

皆さん、ご自分の顔を鏡で見てみてください。

顔だけ見ても目の大きさ、耳の高さ、口の傾きなど、
左右で結構違っていませんか?

一方で、外界の温度によって体温が変化してしまう変温動物のアジの開きを思い浮かべてください。
見事に左右対称ですね。

人間はそもそもゆがみやすいという特質を持っています。

人は「おなか」の中からゆがみやすいのです。

ある意味ではそのゆがみが人それぞれの個性を生み、多様な考えや文化を生み出しているとも言えます。

しかしある一定の範囲を超えたゆがみは、いずれ病の原因となってしまいます。

そもそも人のからだはゆがみやすいと分かれば
時々、「おなか」から「てあて」をしてあげなくてはいけませんね。

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この記事を書いた人

「自律神経」の先生

さとう かつみ

佐藤 勝美