オンラインサロン・オーナー 佐藤勝美

絵・小島 加奈子

今日はふたつの森についてお話ししようと思います。

ひとつは、
豊かな生態系のととのった自然の森と、
もうひとつは、
私たちのおなかの中にある森です。

皆さん、赤谷の森って知ってますか?

赤谷の森とは群馬県の奥深く、三国山、平標(たいらっぴょう)、仙ノ倉など、谷川岳から連なる約1万ヘクタールの広大な森です。日本を代表する豊かな生態系が息づいているその森は、利根川の源流でもあります。

先日私は、初めて赤谷の森に行ってきました。

豊かな生態系とととのった体内環境には、相似したすこやかさがあります。

森が豊かであることで動物たちの暮らす場所がたもたれることは、私たちのおなかがすこやかであることとよく似ているのです。

今回の特集は、豊かな森とととのったおなかに重なって見えてくるものについて考えてみたいと思います。

子どもも大人も動物たちもみんな、「おなか」から元気に

私は、このオンラインサロン「Club おなかにてあて」をオープンする前に、トップページに掲げるオンラインサロンを象徴するようなキャッチフレーズを何にしようか考えていました。

そして悩んだ末に、こんなフレーズにしたのです。

子どもも大人も動物たちもみんな、「おなか」から元気に

もっと分かりやすく、例えば「健康になりたい人、みんな集まれ」みたいなフレーズでも良かっったかもしれませんが、どうしても「動物たちも」と入れたかったのです。本当は「木々も」「石ころも」「水も」「空気も」と、入れたかったぐらいです。

命は一つひとつ個性を輝かせながらも、多様性に富むことで、さらに輝いてきます。そんなことを表現したくて、このフレーズが浮かんできたのでしょうか。

その答えが、赤谷の森に入った時に見え始めました。

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この記事を書いた人

徒手療法家

さとう かつみ

佐藤 勝美