オンラインサロン・オーナー 佐藤勝美

絵・小島 加奈子

こんにちは。
オンラインサロン管理人の勝美院長です。

「Club おなかにてあて」は、
暮らしと健康をととのえるオンラインサロンです。

私たちがテーマのひとつにしている「自律神経」は、
そのバランスも、
その揺れ方も一人ひとり違います。

一人ひとり違いながらも、
人と人、人と環境が影響し合っているのが
「暮らし」です。

健康はその人の中にあり、
その人の暮らしの中にあります。

そして、その暮らしが成り立たなくなるほど健康を損なう前に、
バランスをとりましょうと言うのが「予防医学」です。

ですから私たちは、医学と言っても病院や整体院の中だけに健康があるのではなく、
一人ひとりの暮らしの中に健康があると考えています。

今回は、私たちの考える予防医学についてお話しします。

暮らしと健康は固定された今ではない

私はクライアント様と初めてお顔を合わした時、問診にしっかりと時間をかけます。問診で治療の8割が決まると言っても過言ではありません。

例えば一言に腰痛と言っても、その原因も痛みの感じ方も一人ひとり違います。そして、悩んでいる一人ひとりとその暮らしもみんな違います。そこに触れることなく治療はスタートしないのです。

相談にいらっしゃる方がよく言うのは、「病院に行っても話を聞いてもらえない…」「原因がはっきりしないと、心の問題や歳のせいと片付けられてしまう…」などの失望感です。自分を診てもらえず検査や診断で評価だけされたように感じているようです。

治療する側からしたら診断名がつき、病気か病気でないかが大きな問題となりますが、相談する側の暮らしや健康は、そんなふうに分別できるものではありません。

様々な検査で定規を当てられても、必ずしもその人の困り感と一致するとは限りません。診断名や検査結果は今の症状を理解するための参考にはなりますが、その人自身とその人の暮らしを理解したことにはなりません。

大切なのは、暮らしや健康は固定されたものではないということです。今のお悩みや暮らしについて詳しく聞くのと同時に、今に至るまでの経過を知り、今からどこを目指していきたいのかを考えてみる必要があります。

私たちは、小さな不快感に悩んだり、手の届かないような夢を目指してもいいのです。

もしあなたが今、健康を損ないバランスを失っていても、「あなた=バランスの悪い人」ではないのです。今、バランスの悪い状態になっているだけです。

「Club おなかにてあて」で繰り返し伝えたいことがあります。

人は不安定だからこそ安定するのです。

だから不安定に揺れる自律神経を整えるために、おなかにてあてするのです。

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この記事を書いた人

徒手療法家

さとう かつみ

佐藤 勝美