「運動」の先生 杉山 貴規
from 杉山貴規 自宅デスク
夏も終わりに近づいて、徐々に仕事や学校も始まり、日常が戻ってきていますよね。
朝は制服を着た子供たちが、両手に手提げ袋を持って、少しうなだれた様子で登校している様子がとても印象的。
学校行くのが嫌なのかなぁ〜って感じが伝わってきます。
うなだれるには理由がいっぱいあります。
- 毎晩夜更かしして眠い
- 宿題を一夜漬けで疲れた
- いっぱい遊べなくなる
- 早起きをしなければならない
- そもそも学校が面倒
なんてことが挙げられます。
自分が子供の頃は、この5つ全部当てはまっていたような感じで、
唯一の楽しみが、学校で久々に会う友達に会えることくらい。
あとは、夏の大会で好成績を学校で表彰されることくらいだったかな。
2学期始業式で、表彰されるんですよね。
それが全校生徒の前で、行われるからなんとも言えない優越感に浸れるわけですよ。
そんなこともあるからっていうわけじゃないけど、新学期が始まる時はなんとなく学校に行く面倒くささと優越感に浸れるといったなんとも言えない気持ちで登校したことを思い出します。
さて、夏休みっていうのは様々なところでスポーツの全国大会が開催されますよね。
- 甲子園
- インターハイ
- 全中
などなど
小・中・高校生どのカテゴリーでも。
上半期の練習の成果をここ一番でドカンと出すイベントです。
だからこそ、そこに向かって全力で練習してするんです。
そんな死に物狂いで練習して、成果も出してレギュラーを勝ち取っても出れないことがあります。
それは、怪我や病気です。
自分はレギュラーで大事な大会に出られない選手を数多く見てきました。
そして、怪我を押して無理して試合に出る選手たちの背中を数多く見てきました。
今となってはそれは大いに反省すべきことです。
しかし、自分を庇う訳ではないのですが、試合や練習には出るべきじゃない!とはっきり言い渡しました。
しかし、試合に勝つための戦力としてはチームも本人も出るべきだと判断したんです。
では、なぜそれをさせてしまったのでしょうか?
怪我をしているのにもかかわらず、チームは、本人は、それを選択したのでしょうか?
- みんなのために
- 監督・コーチから無理をしてでも出るように言われたから
- 自分の夢だから
- 家族の夢でもあるから
- 怪我を言い訳にしたくない
などなど
こういうことって中にはあるかと思います。
しかし、これらのことは無理に出た理由にはなりません。
結局は、トレーナー、ドクター、家族が本人を含めたチームを説得できなかったことに問題があるんです。
これを聞いて、そんな訳ないだろうっていう人もいるかと思います。
しかし、しっかりとした話をすれば、必ず無理を押してまで出ることはなくなるんです。
では、どのようにすればよいのでしょうか?
その話に移る前に、
怪我はどんな時にどんな風に起こるのでしょうか?
これを知っておかないと、自信を持って説明ができないんです。