メープルの樹木は、夏の間に樹木の内部に蓄えた澱粉を糖分に変えて、冬の厳しい寒さに耐えます。

そして雪解け水が流れる頃、その時期特有の昼と夜の温度条件によって、樹木は、夜間に大地からミネラルたっぷりの水分を吸い上げ、昼間に糖分をわずかに含んだ樹液、「メイプルウォーター」を流し出します。

そのしくみは、人のおなかの肝臓の役割にそっくりです。

人も、秋に脂肪として蓄えたエネルギーを使い、冬の厳しい寒さに耐えます。

そして人のおなかも、メープルの樹木と同じように、雪解け水が流れる頃、肝臓が目覚め、さらに残った脂肪を分解してエネルギーにして、水分を摂ってはおなかの中に栄養を流すのです。

この文章には続きがあります。
続きを見るには会員登録(1ヶ月無料)が必要です。
すでに会員の方はログインしてください。

この記事を書いた人

徒手療法家

さとう かつみ

佐藤 勝美